COLUMN

オフラインのない時代に生きるうえで重要なこと

【デジタルで絶えず接点があり、たまにデジタルを活用したリアル(実際の店や人)にも来てくれる】

言葉にするとわかりにくいように思うが、これがオフラインのない時代を簡潔に表した世界観である。

有名コーヒーチェーンが導入しているモバイルオーダー&ペイというサービスは、まさにこの世界観の中に位置している。スマートフォンやタブレットなどにアプリをダウンロードして、アプリ上で取りに行くお店を選択し、TOGOか店内での飲食かを選び、アプリ上で決済までを行う。すると、指定したおおよその時間に店に取りに行けば注文したビバレッジが用意されているのである。
このチェーンは丁寧な接客をしているため、一人一人の客に費やす時間が長いことからレジに行列ができることもしばしばあり、並ぶ時間のない忙しいタイミングでは諦めてしまうこともある。
これは、そんな状況を解消できるサービスなのである。筆者自身このサービスを利用していて、レジに並ぶ人を横目に商品受け取りカウンターに直接出向いてダイレクトに受け取ることができるので、便利さやちょっとした優越感を感じた。つまりは接点として利用したデジタルで、結果としてエクスペリエンス(リアル)で満足感を得られたわけである。

ITやデジタル、オンライン(またはオフライン)という言葉自体、すでに当たり前のものとして普段意識をしていないかもしれないが、実は一部の業界についてはむしろその概念や発想がない。その一つが飲食業界である。
例えば、店内で飲食をしない(そもそも店舗がない)オンライン注文のみの弁当屋や菓子販売などの業態はあるが、いわゆる街中にある飲食店はリアル(店舗)が中心で、そこにどう集客するかを考え、その方法の一つにデジタルが存在するような状況にある。
飲食店の宣伝活動におけるデジタルの役割はFacebookやTwitter,Instagram,LINEなどを使ったSNS上でのプロモーションや、グルメポータルサイトへの広告出稿などが主である。

上記のように、リアルへの集客のためにデジタルを利用するという発想が日本においては現時点では常識だが、実はこれがすでに逆転しているのが平成中期から後期に生まれた世代である。物心がついたときにはスマートフォンがあり、幼少期にタブレットで動画を見て育った世代はオンライン上に友だちがたくさんいて、そちらがむしろその人にとっての’リアル’なのである。これはデジタル側またはデジタルの中に住んでいるという概念でもあり、デジタルを一つのツールとして捉えている考え方とはまったく異なるものである。

Social media and young people network concept. Modern graphic interface showing online social connection network and media channels to engage customer interaction in the digital business.

デジタルやオンラインの世界はとかく無機質や冷たいイメージがあったりするが、時間や距離といった制約を取り払えるという便利さを得ることで何かに追われることが軽減されて心が穏やかになったりする。
前段でお話したモバイルオーダー&ペイというサービスはまさにこれを体現しているのではないだろうか。
また、例えば今度初めて会う人のSNSの情報を事前に見て、その人の趣味趣向や性格が覗けたりして、結果会ったときに話に花が咲くなど、コミュニケーションが円滑になったりもする。
デジタルの中に生きるということはその人の考え方・捉え方・やり方次第で、温かみをもったり、人に優しくできたりするものなのではないか。

今回、タイトルに「オフラインのない時代に生きるうえで重要なこと」と設定したが、重要なことというのは実は人によって千差万別である。
デジタルやオンラインやITをどのように利用するかは、その人の生き方、考え方、環境、家族構成、知人・友人、仕事などによってさまざまである。デジタルを使う・使わないということ自体はどちらが良いというものではないと思う。
だから、デジタルの中に住んでいるという概念の人と、そうではない人がお互いを理解しようと努力し接することで、世界はもっと豊かになるのだと思う。

「せっかくあるのだからそれを上手につかう」
日本人はそんな発想は得意だと思う。

デジタルの中に生きる世代が増えていくこれからの世の中で、なにが必要とされるのか。それを見極められた者が生き残るのではないかと思う。

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