COLUMN

2020年1月20日

繁盛する焼肉屋を開業するための6つのステップ!重要なポイントを厳選!

「焼肉屋を開業したいけど、なにから始めていいかわからない」
「開業するからには絶対に失敗したくない」
焼肉屋の開業を考えている方は、このような悩みをお持ちではないでしょうか?

焼肉屋を開業するには、多額の資金や大きな労力が必要なので、やるからには絶対に失敗したくないですよね。

そんな方のために、この記事では「繁盛する焼肉屋を開業するための6つのステップ」をお伝えします。焼肉屋を開業して繁盛させるためには準備が重要ですが、そのポイントを6つに厳選しました。

「焼肉屋を開業したいけど、さらには繁盛させたい!」「絶対に失敗したくない!」と思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

おかげ丸「1つ1つわかりやすく解説しているので、ぜひ実践してくださいまるね~」

焼肉屋を開業するために必要な準備とは?

焼肉屋を開業して繁盛させるには、入念な準備が必要です。焼肉屋は競争が激しいため、計画なしに出店してもなかなか上手くいきません。焼肉屋を開業するには大金が必要ですが、大金を払って失敗したくないですよね。

そこで、繁盛する焼肉屋を開業するための6つのステップをご紹介します。

  1.  お店の戦略を決めよう
  2.  開業に必要な資金の見積もりを用意しよう
  3.  必要な資格を取ろう
  4.  仕入れ先を見つけよう
  5.  物件をみつけよう!できれば居抜きで
  6.  スタッフを採用して教育しよう

弟子「なんだかいっぱいあって大変そう・・・」

おかげ丸「1つずつやっていけば大丈夫まる」

①お店の戦略を決めよう


開業する前にしっかりリサーチを行い戦略を決めましょう。決めるべき戦略は以下の4つです。

  • ターゲット・候補地
  • コンセプト
  • メニュー
  • 集客方法

これらの戦略を決める前に、まず3種類のリサーチをする必要があります。

  • 市場調査
  • 競合調査
  • 自店の強み

ここからは、まずリサーチすべき3点を解説し、次に戦略4つの決め方を解説します。

市場調査

出店を計画している地域に、どんな客層が多いのか調べましょう。その地域に住んでいる人はもちろんのこと、通勤・通学でやってくる人たちもチェックしてください。

  • 学生が多い
  • サラリーマンが多い
  • ファミリーが多い
  • 富裕層が多い

などなど、地域によって様々な特色があります。出店を計画している地域が複数ある場合も、それぞれの地域で調査を行いましょう。例えば、学生ばかりの地域にファミリー層向けの店舗を出してもニーズがありません。どのような地域なのかを知ると、戦略を間違わなくて済みます。

競合調査

次に、出店を計画している地域に、どんな焼肉屋が出店されているかを調べます。繁盛店を探したら、実際に入店して焼肉を食べてみましょう。主なチェックポイントは「誰をターゲットにしているか?」です。

例えば市場調査の段階で、サラリーマンが多い地域だとわかったとしましょう。サラリーマンがターゲットなら「大衆向け焼肉屋」を出店すれば繁盛しそうだと考えられます。ですが、同じ地域に大衆向け焼肉屋で繁盛している店があれば、後から出店して勝つのは難しくなります。

逆に「駅の北口には大衆向け焼肉屋があるけど、駅の南口にはない」といった、チャンスがあるかもしれません。ですが、駅の出口によっても客層が変わるので、注意が必要です。

自店の強み

続いて、自店(自分)の強みを考えます。焼肉屋の出店を計画するにあたり、自分の経験や知識を書き出してみましょう。メモ用紙でもパソコンでも、自分が書きやすい方法で構いません。

焼肉屋での勤務経験、その他飲食店での勤務経験、それはどんなターゲット向けのお店だったか等々、思うままに書き出しください。それにより、自分の強みを見つけましょう。

ターゲット・候補地を決める

ここまでリサーチしてわかったことを加味して「ターゲット」を決めましょう。例えばリサーチの結果、以下のことがわかったとします。

  1. 市場調査 駅前は単身者向けアパートが多くサラリーマンが多い。バイパス付近には一軒家が多いためファミリーが多い
  2. 競合調査 駅東口・北口に大衆向けで繁盛している焼肉屋がある バイパス沿いにはあまり焼肉屋がない
  3. 自店・自分の強み ファミリー向け焼肉屋で店長を勤めていた

この場合、バイパス沿いにファミリー向けの焼肉屋を出店することがよいのではないかと考えられます。バイパス沿いにファミリーが多い上に、焼肉屋もなく、ファミリー向け焼肉屋の店長をしていた経験も生きるため、最適でしょう。

また、自分の強みが大衆向け焼肉屋で働いたことであれば、大衆向け焼肉屋がない西口や南口もいいかもしれません。もしくは、東口・北口の繁盛店を上回れる自信があるのであれば、近くに出店してもいいでしょう。

このように「ターゲット決め」と「候補地決め」は、関連性が高いため同時に考えるといいです。そして、候補地は複数を挙げておきましょう。1つだけに絞って、その地域にちょうどいい空き物件があると限らないからです。

コンセプトを決める

続いてコンセプトを決めます。コンセプト作りで重要なのが「透明資産」*1。透明資産とは店の雰囲気や、居心地、広さ、レイアウト、サービスなど、人が心地よく感じるものです。

例えば子連れのファミリー層がターゲットで「子連れ家族が楽しめる焼肉屋」というコンセプトを考えたとします。その場合「透明資産」として、座敷の席を多めにしたり、焼き場に手が届きにくくしたり、店内を可愛らしいデザインにしたり、おもちゃを置いたり等が考えられます。

また、スタッフの接客の仕方やお客様との距離感をどうするか、皿やコップといったお客様が触れる物のデザインや質感など、あらゆるものが透明資産になります。ターゲットに合わせた最適なコンセプト・透明資産を決めましょう。

*1 『新発想ゼロコスト集客術』より 著:勝田耕司 秀和システム 2019年8月1日初版

メニューを決める

コンセプトが決まったら、メニューを決めます。ターゲットがファミリー層で、コンセプトが「子連れ家族が楽しめる焼肉屋」であれば、「ファミリー盛」といった大人数向けのメニューが考えられます。

同時に「サイドメニュー」がとても重要です。肉は原価が高く、利益率の高い食材ではないため、利益率を上げるには原価率が低いサイドメニューを作りましょう。ファミリー層向けであれば、子供向けメニューや離乳食の提供も考えられます。

また、ドリンクも原価率が低いため、豊富なドリンクメニューを取り揃えましょう。

集客方法を決める

最後に集客方法を決めます。集客方法には、食べログ等の飲食店検索サービス・ホームページ・ダイレクトメールやチラシ・SNSなどが考えられます。

開業時には、ダイレクトメールやチラシでの集客が効果的です。ターゲット層がいる地域に「開店記念クーポン」などをつけて配布することで、一定数は来てもらえるでしょう。開店前からダイレクトメールやチラシを配布して興味を持ってもらうと、開店してすぐに来店してもらいやすいです。予算があるなら、食べログ等の飲食店検索サービスに広告費を払って集客もできます。

ホームページを作るときは、とにかく写真にこだわりましょう。お店の外観や内装や料理をプロのカメラマンに頼んで、美しく撮ってもらいましょう。

SNSは時間がかかりますが、費用をあまりかけなくても(もしくは無料で)有効な集客ツールになります。例えば、店内に顔出しパネルを設置し「写真を撮ってインスタグラムに投稿してくれたらドリンク一杯サービス」など、お客様の投稿を促す方法もあります。

特に最近では「インスタ映え」が流行したように、インスタ映えする特徴的なメニューを作ることで、お客様に投稿してもらいやすくなります。うまく行けば自然と拡散される場合もあります。

弟子「繁盛店を作るには、まず戦略が大事なんだね!」

おかげ丸「繁盛するかどうかは、戦略にかかっていると言っても過言ではないまる」

②開業に必要な資金の見積もりを用意しよう

開業のために必要な資金の見積もりを用意します。正確な見積もりは、融資を受ける時や、開店後の経営を円滑にするためにも重要です。

焼肉屋は内装工事費や厨房設備費が高額なため、他の飲食店よりも開業資金が高額になります。焼肉屋の開業に必要な資金は以下の7項目です。

  1.  物件取得費
  2.  内装工事費
  3.  厨房設備費
  4.  備品・消耗品
  5.  運転資金
  6.  開業前人件費
  7.  開業前広告費

物件取得費

飲食店の場合、20~30坪が一般的です。ですが、ターゲットやコンセプトによります。ターゲットがファミリー層で、一つ一つの席を広くしたいのであれば、席数を確保するためにもっと広い物件が必要でしょう。

飲食店用の物件は、保証金として家賃10ヶ月分が必要です。例えば、20坪で坪単価2万円の物件なら家賃は40万円になります。この場合、40万円×10ヶ月で400万円が契約時に必要となります。

最初に予算を作る段階では、まだ物件を決めていない場合もあると思いますが、ある程度予算を作っておきましょう。物件を決める時に予算が決まっていないと、物件選択の判断を間違いやすくなります。

内装工事費

焼肉屋の開業で、一番費用がかかるのが「内装工事費」です。 焼肉屋は煙対策が重要なため、ロースターの設置やダクト・給排気工事でかなりの費用が発生します。

  • ロースター設置:400万円(1台20万円×20席)
  • ダクト工事:200万円(1台10万円×20席)
  • 全体の給排気工事:300万円
  • 合計900万円

他にも、焼肉屋は油汚れが多いため、防汚加工の内装材も必要です。また、コンセプトによってデザインも必要でしょう。これらを含めると1,000万円以上必要な場合もあります。

厨房設備費

焼肉屋に必要な厨房設備には以下のようなものがあり、すべて揃えるには300~500万円は必要です。

  • 業務用冷凍冷蔵庫
  • 調理台
  • コンロ
  • フライヤー
  • シンク
  • 食洗機
  • 業務用炊飯ジャー
  • グリストラップ(生ごみや油を除去する)

備品・消耗品

備品・消耗品には、以下のようなものがあり合計30万円ほど必要です。

  • レジ
  • 食器類
  • ユニフォーム

もしPOSレジや、セルフオーダーシステム等の最新設備を使う場合は、ここで予算を組んでおきましょう。初期費用は増えますが、導入後に人件費を削減できることを考えると、長期的には安くなるかもしれません。

運転資金

開業後、予定通りお客さんが来るとも限りませんし、クレジット決済で入金が遅れる場合もあります。そのために運転資金に余裕を持っておきましょう。200~300万円は欲しいです。

開業前人件費

開業前人件費は、開業前にスタッフをトレーニングするための費用です。トレーニングなしでは開業後、スムーズに業務を行えず、クレームや悪評に繋がります。

例えば時給1,000円のアルバイト5人に、1日5時間のトレーニングを週5日×2週間(10日間)行うと、25万円の人件費が発生します。

開業前広告費

開業と同時にお客様に来てもらうために、開業前からダイレクトメール(DM)やチラシで広告を出しておきましょう。はがきDMなら1枚70円ほど、チラシのポスティングなら1枚5円ほどです。

また、デザインを外注する場合は、それぞれ数万円が必要です。

開業後すぐにお客さんを呼ぶには、30~40万円ほどの広告費を予算に入れておきましょう。

これらの費用合計

これまで挙げてきた費用の合計を見てみましょう。

  • 物件取得費:400万円
  • 内装工事費:1,000万円
  • 厨房設備費:300~500万円
  • 備品・消耗品費:30万円
  • 運転資金:200~300万円
  • 開業前人件費:25万円
  • 開業前広告費:30~40万円

合計1,985万円~2,295万円です。この試算はあくまで目安であり、居抜き物件を契約するなど、もっと安くできる方法もあります。ですが1,500~2,500万円ほどは想定しておきましょう。

弟子「結構な金額が必要なんだね!」

おかげ丸「だからこそ、最初に予算をしっかりと作っておくことが大切まる!」

③必要な資格を取ろう

焼肉屋を開業するには以下の4つの資格が必要です。開業する前に必要なので、開業が決まったら早めに取得しましょう。

  • 食品営業許可
  • 食品衛生責任者
  • 防火管理者の設置
  • 深夜酒類提供飲食店開始届

食品営業許可

焼肉屋だけでなく、飲食店を開業するのに必要な資格です。事前に申請書と必要書類を提出し、保健所と相談しながら申請を進めましょう。保健所の基準を守られているか検査されます。守られていれば営業許可証が発行されて、営業可能となります。

食品衛生責任者

こちらも焼肉屋に限らず、食品を扱う場合に必要な資格で、施設ごとに1名以上の食品衛生責任者が必要です。1日程度の講習で取得できますし、栄養士や調理師資格があれば不要です。

防火管理者の設置

収容人員30人以上の場合は「防火管理者」を1名以上置かなければなりません。こちらも1日程度の講習で取得できます。

深夜酒類提供飲食店開始届

午前0時から日の出までの「深夜」に酒類を提供する場合は、警察署に深夜酒類提供飲食店開始届を提出しなければなりません。

弟子「開業前に必要なんだね!早めにやらないと!」

おかげ丸「どれも取得はそんなに難しくないから落ち着いてやるまる!」

④仕入れ先を見つけよう

焼肉屋の仕入れは一般的に、卸市場で卸売業者が買い付けた肉を仕入れる流れになります。なので、基本的には卸業者と取引を行います。

この時、自分で肉の質を見極める目や、卸売業者との信頼関係が重要です。付き合いが長く信頼関係がある卸売業者であれば、質のいい肉を勧めてくれます。ですが、付き合いがほとんどない卸売業者の場合は、質の悪い肉でも高めの価格で勧めてくる場合もあります。

信頼が重要な商売なので、卸売業者もいい肉は、付き合いが長く信頼している人に優先的に売ってくれます。もし、以前から知り合いの卸売業者がいるのであれば、開業後もお世話になるといいでしょう。

ですが、もし信頼関係のある卸売業者がいない場合は、質の低い肉を買わされないために、肉の質を見極める力を育てておかなければなりません。悪い肉を仕入れてしまうと、肉の質はお客様に伝わるので、お店の悪評に繋がりかねません。

⑤物件をみつけよう!(できれば居抜きで)

次に物件を探します。「①お店の戦略を決めよう」の段階で、候補地はある程度決まりました。この候補地と「②開業に必要な資金の見積もりを用意しよう」で決めた「物件取得費」の予算を照らし合わせながら、物件を決めていきます。

ですが、ターゲットと候補地を決めていても、集客しやすい一等地はだいたい抑えられているもの。その場合は、二等地や三等地を選ぶしかありません。ただ、二等地・三等地は集客こそ難しいものの、その分物件取得費や家賃も抑えられます。

そして「焼肉屋の居抜き」がもしあれば、かなり初期費用を抑えられます。新しくお店を構えるとなると、内装工事費や厨房設備費で1,000万円以上かかる場合もありますが、居抜きなら費用を大きく削減できます。

ですが、「焼肉屋の居抜き」があるということは、以前あった焼肉屋が潰れているということ。その地域に住む人は「潰れた焼肉屋の場所」というイメージを持ってしまうため、新しく出店しても悪いイメージが引き継がれてしまうかもしれません。

また、ちょうどいい居抜き物件はなかなか見つからないため、居抜き限定で狙う場合は時間に余裕を持って探しましょう。

弟子「物件選びはこだわりたいね!」

おかげ丸「物件選びはとても重要だから焦らずじっくりやるまる」

⑥スタッフを採用して教育しよう

「②開業に必要な資金の見積もりを用意しよう」で「開業前人件費」を解説したとおり、開業前にはスタッフの教育が必要です。特に現在では、お客さんからのレビューがネットに残ってしまいます。

ホールスタッフのミスでオーダーテイクが遅れたり、キッチンスタッフのミスで提供が遅れたりなど不手際があれば、たとえ開業したばかりの店でも、悪評がつく可能性があります。そうなれば、リピーターになってくれる可能性も減りますし、新規集客にも悪影響です。

悪評を防ぐためには、開業後すぐにスムーズなオペレーションを実現しなければなりません。そのために、開業の1ヶ月以上前から求人を出し、できるだけ早くトレーニングを始めましょう。

そして、ホールスタッフとキッチンスタッフそれぞれに、飲食店での勤務経験があるスタッフを1名以上は採用しましょう。経験を活かして、スタッフのリーダーになってもらい、飲食店が初めてのスタッフに指導してもらいます。

ホールスタッフにも接客のマニュアルを作り、みんなが同じレベルの接客をできるようになっておきましょう。接客のレベルに差があると、レベルの低い接客が際立ってしまって印象に残りやすいため、悪評の原因になってしまいます。

また、キッチンスタッフには調理や衛生面のマニュアルが必要です。焼肉屋の食中毒のニュースが流れることがありますが、食中毒を起こしてしまったら、お客様の信頼を失ってしまいます。マニュアルを使って徹底的に管理しましょう。

焼肉屋開業に伴うQ&A

ここからは焼肉屋開業に伴うよくあるQ&Aを説明していきます。

①焼肉屋は儲かるのか?

弟子「焼肉屋って実際のところ儲かるの?」
おかげ丸「結論から言うと、焼肉屋は儲かりやすい要素を数多く備えたお店まるよ」
焼肉屋が儲かりやすい要素としては、以下が挙げられます。

  • スタッフが比較的少人数でよい
  • 仕入れが限定されてフードロスも少ない
  • 特別な資格が必要ない

それぞれについて、以下で説明していきます。

スタッフが比較的少人数でよい

焼肉屋の大きな特徴は、「お客様自らが肉を焼いて食べる」という食事スタイルにあります。
つまり、調理工程の大部分をお客様に任せることができるので、キッチンスタッフを多く雇わなくても、お店を回すことができます。
加えて、タッチパネルやセルフオーダーシステムを導入すれば、ホールに配置するスタッフの数をさらに減らすことも可能になります。
スタッフの数を最小限に抑えて人件費を削減すれば、自然と利益も生まれやすくなるでしょう。

仕入れが限定されてフードロスも少ない

焼肉屋で取り扱う食材は牛肉や豚肉など肉類が中心です。
いろいろなジャンルの食材を大量に取り扱うことになると、さまざまな卸業者と取引をしなければなりませんが、仕入れる食材の種類が少なければ関わる業者さんを減らすことができます。
特定の業者さんから大量に仕入れを行うようにすれば、

仕入れ単価を引き下げることも可能です。
また、牛肉は食材として処分するところが少なく、さまざまな部位を食用として利用できるのでフードロスが少ないことも魅力です。
それぞれ単体としてはメニューとして提供しにくい部位でも、「盛り合わせ」などのような形であれば提供できるので、仕入れた食材を余すことなく利用することができます。

特別な資格が必要ない

飲食店の形態によっては、調理師免許以外に特別な資格を持つ有資格者が必須な場合があります。特別な資格が必要でなくてもカフェは、バリスタの資格を持った方がいればお店のアピールポイントになりますよね。
しかし焼肉屋では、そのような資格が求められることは特段ありません。
不必要なコストをかける必要がないという点において、焼肉屋はやはり儲かりやすい形態だといえます。

②焼肉屋経営のコツはあるのか

弟子「焼肉屋を上手に経営するコツはあるの?」

おかげ丸「的確にターゲット層の選定を行う・他店にはないアピールポイントを作る・常連客を確保する。この3つが上手に経営するコツまるよ」

上述したように焼肉屋は儲かりやすい業態ではありますが、店舗の経営を続けていくためには押さえておくべきポイントがあります。
焼肉屋を上手に経営する際のコツとして、以下のような点が挙げられます。

  • 的確にターゲット層の選定を行う
  • 他店にはないアピールポイントを作る
  • 常連客を確保する

それぞれのコツについて、説明しましょう。

的確にターゲット層の選定を行う

開業する焼肉屋のターゲットをどのような客層にするかによって、お店の方向性は大きく変わります。
学生やサラリーマンをターゲットにするのであれば、それなりの品質のお肉をリーズナブルに提供する必要がありますし、会食や接待などで利用してもらいたいのであれば、銘柄牛などを取りそろえた高級志向のお店にする必要があります。
ターゲット層の選定は、店舗周辺の住環境や近隣の競合店の傾向などを踏まえた上で、行うことを心がけましょう。
この選定で1日の客数や客単価、原価計算や利益計算をおこなっていくことになります。事前の選定やコンセプトが明確であるほど、地域のニーズにマッチしているほど経営がスムーズにいく可能性が高まります。

他店にはないアピールポイントを作る

開業した焼肉店を長く経営していくためには、他店にはない魅力になるアピールポイントを作りましょう。

ライバル店では取り扱っていない部位を提供したり、ほかのお店が営業していない時間に営業したりするなど、「このお店に来店しないと味わえない経験」を意識したサービスを提供することが大切です。
たとえば地元や近隣県のブランド牛をメインに扱っていることをアピールしたり、自慢の肉を使った寿司やユッケ、ビビンパといった一品料理を充実させ、周辺の焼肉店との差別化を図ることが差別化やアピールポイントにつながります。
こういったサービスを提供していることを来店されたお客様だけでなく、これからお店に行きたいと考えてくれているお客様にも、SNSなどを使って認知を広げていくことが大切です。
また、一生懸命考えたアピールポイントとなるサービスも、他店が始めてしまうこともあるかもしれません。
そうなると、自店オリジナルの魅力としてアピールすることはできなくなるため、常にライバル店がどういったサービスを提供しているのかにもアンテナを張って、新しいサービスの提供に努めましょう。

常連客を確保する

飲食店を継続して経営していくためには、常連客を確保することが必要不可欠です。
メニューの充実や肉の品質のよさ、値段の安さなどで、競合店に明確な差を付けることができている場合は安心できますが、明確な差がつけられていない場合はお客様を引き付けるための工夫が必要になります。
また、スタンプカードや次回使える割引クーポンなどを発行して、継続的にお店に足を運んでもらいやすくすれば、お客様がお店選びを行う際に優先的に選んでもらいやすくなるでしょう。

③焼肉屋を経営するうえでの注意点

弟子「焼肉屋を経営するうえで注意点はあるの?」

おかげ丸「注意すべきポイントは近隣住民への臭いの配慮が必要・設備投資にお金がかかる・食中毒に気をつける。この3つに注意するまるよ」

焼肉店を経営する上では、以下のように気を付けなければならない点がいくつかあります。

  • 近隣住民への臭いの配慮が必要
  • 設備投資にお金がかかる
  • 食中毒に気をつける

それぞれの注意点について、説明しましょう。

近隣住民への臭いの配慮が必要

焼肉店では大量の肉や食材を焼く以上、臭いや煙が発生することは避けられません。
焼肉を食べに来ている方はその点を理解して食べに来られていますが、近隣住民の方に対しては臭いに対する配慮が必要でしょう。
新たに焼肉店をオープンしようと考えているのであれば、お店が焼肉店であることをあらかじめ近隣の方に伝えておいて、把握しておいてもらうことが望ましいです。
お店がオープンしてから焼肉店だということが発覚し、臭いについて近隣住民と問題になることを回避するためです。

最近では煙対策がされた無煙焼肉ロースターも開発されています。

設備を導入する際に無煙焼肉ロースターを導入することで効果的な煙対策をおこなえます。

ロースターは大きく「ダクト式焼肉ロースター」と「ノンダクト式焼肉ロースター」に分かれます。
ダクト式焼肉ロースターはロースターに備わっている吸気システムをつたってダクトを通り、店の外に排気する方法です。
居ぬき物件で店舗をスタートさせた場合や、ダクト設備が備わっている場合はダクト式焼肉ロースターの導入がおすすめです。

ただしどうしても煙が多くなってしまいますので、フィルターなどを使用して対策することが望ましいでしょう。
一方、ノンダクト式焼肉ロースターはダクトを使用せずにロースター自体で煙を吸い込み、ろ過するロースターです。
こちらは配管設置が難しい場合や煙対策をしたいときにおすすめのロースターです。
長期的な目線では無煙焼肉ロースターを導入することが煙対策ではおすすめです。

設備投資にお金がかかる

焼肉店では上述したダクトやロースターなどの設備を筆頭に、お金のかかる設備が必要になります。

こういった設備投資のお金を惜しんでしまうと、排気がうまくできずに臭いや煙がこもってしまったり、テーブルや床が常にぬるぬるしていたりとお客様が快適に食事を楽しめない環境になるため、リピーターの確保は難しくなります。

特に新型コロナウイルスなどのウイルスが流行している時は、排気や換気がしっかりされているかもお客様がお店を選ぶ上では重要なポイントになります。

きちんと対策がおこなわれていない店舗は、お客様から選んでもらえない可能性が高まるため、金融機関の融資を利用して資金調達を行う場合は、一般的な飲食店よりも多くの融資を受けなければならない可能性があることを考慮しておきましょう。

食中毒に気をつける

焼肉店では生肉を直接お客様に提供するため、食中毒が発生しやすい環境下にあります。

一度食中毒が発生してしまうと、お客様に落ち度があったとしても、お店の評判に傷が付くことは間違いありません。
生肉に触れるためのトングを人数分用意する、提供する際にしっかり加熱することをお客様に伝えるなどして、食中毒の発生を避けられるような努力が必要になります。

もちろんキッチンでも、食中毒の発生に十分注意しながら、お肉を切り分けたり食材を取り扱ったりすることを心がけましょう。

まとめ お店がオープンしたら常に改善し続けよう

繁盛する焼肉屋を開業する6ステップをお伝えしてきました。

  1.  お店の戦略を決めよう
  2.  開業に必要な資金の見積もりを用意しよう
  3.  必要な資格を取ろう
  4.  仕入れ先を見つけよう
  5.  物件をみつけよう!(できれば居抜きで)
  6.  スタッフを採用して教育しよう

お店が繁盛するかどうかは「①お店の戦略を決めよう」が最も重要です。時間をかけてじっくり考えてみてください。

そして、この記事でお伝えしてきた内容は、あくまで開業前の準備です。開業してみたら、予想と違うこともたくさんあるかもしれません。準備で設定した戦略にこだわらず「実行」と「改善」を繰り返して、どんどんお店を成長させてくださいね。

弟子「開業後も改善をくり返さなきゃ!」

おかげ丸「改善に終わりはないまる!」

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