【モバイルオーダー&ペイ】コロナウイルスが飲食業界に打撃を与えるなかでも売上を上げるためには
「ウイルスのせいで不要不急の外出は自粛か・・・だから、予約がキャンセルばかり・・・」
「テレワークや在宅勤務の影響で、ランチのお客さん来ないなぁ・・・」
2020年1月から急速に波及してしまった新型コロナウイルスの影響により、飲食店にお客様が来ない、入っていた予約もキャンセルになってしまったという事象が発生しています。
そのため、上のようなつぶやきをされている飲食店様が多くいらっしゃると思います。
いつ終わるかわからないこの状況をどう考え、今後に活かすか。
オーナーA「どうすることもできないから、何もせずじっとしておくよ」
オーナーB「(天災などで)また同じような状況になったときを考えて行動しよう」
経営者視点で考えるとき、どちらに明るい未来が広がりそうでしょうか。
もちろん何かすべきだと思うけど、何をしたらよいのかわからないよ・・・
実際にはそう思う方がほとんどだと思います。
そこで、こんなときに飲食店様が直面する課題の解決に役立ちそうな【モバイルオーダー&ペイ】という仕組みについて、具体的な例も交えてお話しします。
これをするか否かで、緊急時の飲食店の未来は大きく変わるかもしれません。
いや、おそらくそんなに変わりません笑。でも、時間のあるこんなときだから、考えや思いを巡らせてみるということだけでもよいと思うので、ぜひご覧ください。
オーナー「お客様がお店に来てくれないときにどうすれば売上を維持できるかな」
妻「そうよねぇ。あ!今まではディナー営業のみだったから、ランチのお弁当やデリ商品を販売してみたら?」
オーナー「でも、アルバイトさんを雇える状況じゃないし、人手が足りなさそう・・・」
妻「はあ~(溜息)たしかに。」
おかげ丸「お客様がテイクアウト予約をお店の外から自分のスマホでやって、決済まで完了するOkageシリーズの店外モバイルオーダーを使ってみたらいいまる?!そうすれば、商品をお渡しするだけだから少人数でかつ接触も最低限にできるまるね!」
オーナー&妻「おかげ丸!その手があったか!って、誰?!」
モバイルオーダー&ペイでは、ランチのお弁当・デリ商品やタピオカミルクティーやラテなどのドリンク商品をお客様が自分のスマホから専用画面で注文、キャッシュレスで決済まで完了して、あとはお店に取りに行くだけという使い方も可能です。
だから、注文と決済をスマホで行い、買い物のついでにランチでお気に入りのお店に立ち寄って受け取るだけ。デリバリーだと家を不在にできなかったり、自分の都合で動けないといったことがありますが、家から徒歩圏内のお店や駅近のショップならお客様の好きな時間に受け取れるというメリットがあります。
こんな使い方もできるモバイルオーダー&ペイとは??
それでは、モバイルオーダー&ペイというサービスについて詳しくお話していきます。
- 大手企業の導入事例
- 店舗側・顧客側から見た魅力
- モバイルオーダー&ペイを利用できるツールを紹介
オーナー「モバイルオーダー&ペイってなんだか難しそう」
おかげ丸「「わかりやすく解説するので安心するまる」
目次
モバイルオーダー&ペイをスタバなどの飲食店が導入!
妻「モバイルオーダー&ペイってどういったものなの?」
モバイルオーダー&ペイはお客様が事前に、スマホで商品を選び注文から支払いまでを済ませておくことで、店頭での商品受け取りをスムーズにするサービスです。
おかげ丸「混雑しているレジに並ぶ必要がなくなるまるよ」
すでに、大手企業でも導入が開始されているので、今後はさまざまな店舗での導入が期待されるサービスですね。
〜モバイルオーダー&ペイ導入企業〜
● スターバックス コーヒー ジャパン
● マクドナルド ジャパン
ここで、大手2社のサービス導入事例を見ていきましょう。
スターバックス
カフェチェーン大手のスターバックスでは、2019年6月からサービスを一部店舗で開始し、2019年11月時点、導入している店舗は東京都内166店舗まで広がっています。
公式では、今後の導入店舗について、以下のように発表しています。
〜引用〜
2020年内の全国展開を目指し、対象店舗と取扱商品の拡充を図り、よりパーソナライズされたデジタル体験を強化してまいります。※公式サイトより引用
〜〜〜〜
業界大手のスターバックスがここまで力を入れるということは、モバイルオーダー&ペイがそれだけ期待のできるサービスと言えます。
スタバの特徴の1つは、ドリンクメニューのカスタマイズではないでしょうか。
オーナー「興味はあるけど、実際にしたことないよ」
おかげ丸「モバイルオーダー&ペイでもカスタマイズできるから試したみたら良いまる~」
モバイルオーダー&ペイで、カスタマイズができるなんて驚きですね。
スタバでのモバイルオーダー&ペイ使用方法はこちら。
- スターバックス公式アプリから、店舗・メニュー・カスタマイズを選ぶ
- 登録しているスターバックスカードで決済
- 受取番号を取得
- 店頭受取カウンターで商品受取
おかげ丸「カスタマイズにも対応しているとは気が利いてるまるね」
マクドナルド
マクドナルドは、2019年4月より一部店舗でサービス導入を開始しています。
2019年11月時点では、中部・四国・九州・沖縄地方を中心にサービスを展開中。順次拡大していく予定です。
専用公式アプリから、モバイルオーダー&ペイサービスを使えます。
妻「休日はとても混雑するから、これは助かるね」
スタバの場合は、支払い方法がスターバックスカードのみでしたが、マクドナルドはさまざまな支払い方法を選べます。
~マクドナルドのモバイルオーダー&ペイ支払い方法〜
- クレジットカード:VISA、JCB、Mastercard、Diners
- 各種電子マネー
- LINE Pay ※iPhoneのみ
マクドナルドでのモバイルオーダー&ペイ使用方法はこちらです。
- マクドナルド公式専用アプリから、店舗・メニューを選ぶ
- お好きな支払方法で決済
- 支払いが完了すると、メニューを作り始めます
- 店頭受取カウンターで商品受取
オーナー「モバイルオーダー&ペイのいいところは、お客が並ばないってだけなの?」
おかげ丸「いやいや、他にもたくさんあるから説明するまる」
モバイルオーダー&ペイの魅力(オーナー・スタッフの場合)
おかげ丸「まずは、店舗側。つまり、オーナーやスタッフさんにとっての魅力まるね」
店舗側にとってこのようなメリットがあります。
- スタッフさんの負担を軽減
- サービスの向上
- 人件費の節約
- 売上の向上
それぞれ詳しくみていきましょう。
スタッフさんの負担を軽減
平日ランチや休日の忙しい時間帯、前払いのファストフード店やテイクアウト専門店で途切れることのないレジの行列。オーナーであればうれしい限りですが、対応しているアルバイトスタッフさんはどう思うでしょう?
妻「人によっては、ちょっと大変と思うかも」
モバイルオーダー&ペイを使えば、注文の聞き取りもお金のやりとりも事前にすでに終わっている状態です。
注文・支払の対応が少なくなり、商品受け取りまでスムーズに流れていくことによってスタッフの負担も軽くなります。
サービスの向上
レジでの負担が軽くなれば、削減できた時間で他のサービスに細かく対応できますね。
例えば、後払いのレストランでモバイルオーダー&ペイを利用すると、
- 店内テーブルの片付けを早く対応できる
- 他のお客様に目を配る余裕ができ、追加注文を勧められるようになる
- 負担が減ることにより、心にゆとりが生まれ笑顔が増える
おかげ丸「心に余裕がないと、良い接客はできないまる!」
人件費の節約
モバイルオーダー&ペイを使い、オーダーの聞き取りや会計の対応時間が削減されればどうなるでしょう?
妻「さっき余裕が生まれるって言っていたよね?」
おかげ丸「そう、空いた時間で他のことに対応できるようになるから、少ない人数で回せるので人件費の節約につながるまる」
心に余裕が生まれ、スタッフの時間にも余裕が生まれます。
売上の向上
ドリンクのテイクアウトをしようと立ち寄ったカフェでレジが大渋滞。このような経験はありませんか?
オーナー「あるある!ドリンク買いたいだけなのに!結局他のお店に行ったことあるよ!」
このようなときに機会損失が起きてしまいます。
妻「機会損失?」
おかげ丸「利益を得る機会を失ったことで、儲け損なうことまる」
これらを防ぐことができれば、売上UPに結びつきますね。
また、テイクアウトメニューがあるお店であれば、顧客の回転率も上がります。お客様からすれば、満足度も上がるのでその結果リピート率の向上も期待できます。
オーナー「少しのことで、大きな効果が得られるんだね」
おかげ丸「そうだね。次はお客様のメリットを説明するまるよ」
モバイルオーダー&ペイの魅力(お客さまの場合)
妻「お客様にはどんなメリットがあるんだろう」
お客様がモバイルオーダー&ペイを使ったときのメリットはこちらです。
- レジの混雑を回避できる
- ストレスが少なくなる
- 注文を待っている間に席が埋まる心配がなくなる
おかげ丸「このようなメリットが考えられるまる。詳しくみていこう」
レジの混雑を回避できる
「うわぁ、すごい並んでいる・・・」
このような経験はありませんか?
モバイルオーダー&ペイを利用すれば、注文待ちの混雑を避けることができます。
おかげ丸「これが、一番のメリットかもしれないまる」
ストレスが少なくなる
混雑している時間帯などで、自分の順番がなかなか回ってこない。こんなときに、ついイライラすることも。
モバイルオーダー&ペイを使えば、注文待ちの混雑を回避できるので、不要なストレスを抱えることもありません。
食事の時間を楽しく過ごせます。
注文を待っている間に席が埋まる心配がなくなる
ドリンクの注文を待っている間に、「あっ、席が埋まってしまった」なんてこともあるでしょう。
モバイルオーダー&ペイは商品の受渡がスムーズになるのでこのような心配がなくなります。※ただし、テイクアウト用に購入した商品を店内で飲食するのはルール違反ですので、そこは節度をもって行動しましょう。
モバイルオーダー&ペイを利用できるツールを紹介
店外モバイルオーダー(Okage Go 店外版)は、店舗の外からテイクアウト商品の事前注文・事前決済を受けることができるシステムです。
オーダーされたメニューは、キッチンプリンタ、キッチンディスプレイのどちらからでも出力することができます。
軽減税率の導入により、テイクアウト商品のニーズが高まる中、店舗内のシステムと連動させて、事前注文・事前決済の仕組みを導入することができます。
モバイルオーダー&ペイの課題と今後の可能性
メリットの大きいモバイルオーダー&ペイですが、もちろん課題もあります。
オーナー「そうなの?」
おかげ丸「うん。環境の課題が大きいまるね」
モバイルオーダー&ペイが広く認知されていないのが、大きな課題ではないでしょうか?
システムは大変便利ですが、実際にはお客様になじみがありません。
なぜなら、導入店舗が非常に少ないからです。
しかし、今回紹介した「スターバックス」「マクドナルド」といった大手企業がシステムの導入を進めています。
そして、政府もIT関連事業には注目しており、以前は、IT導入補助金といった施策もありました。※2019年の公募は終了しました。
また、時間外労働等改善助成金(勤務間インターバル導入コース)といったものもあります。
モバイルオーダー&ペイの決済方法が割り勘などに対応していけば、テイクアウトだけでなく、居酒屋などの飲食店にも導入は進んでいくのではないでしょうか?
このようなことからも、モバイルオーダー&ペイは明るい未来を感じさせてくれます。
まとめ:緊急事態のためにモバイルオーダー&ペイで飲食店のIT化を進めよう
モバイルオーダー&ペイでは何ができるのか?どのような魅力があるのか?をお伝えしてきました。
- 事前に、注文・決済までオンライン上で完結するサービス
- レジでの混雑を回避できる
- 売上UP・人件費削減
さまざまなITサービスが乱立するなか、飲食業界においてもIT化が進んできています。
モバイルオーダー&ペイはまだ普及し始めたばかりのサービスですが、周りの競合店との差別化に貢献してくれるのではないでしょうか。
また、こんな誰も予測できない緊急事態が今後も起きることを想定して、備えとして導入してみるのも生き残り策のひとつになり得るかもしれません。
オーナー&妻「モバイルオーダー&ペイってとっても便利だね」
おかげ丸「モバイルオーダー&ペイは今後の飲食店には普及していくシステムになると思うまる」